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炎症性乳癌に対するEpirubicin・Docetaxel(ET)併用療法による術前化学療法の多施設共同試験
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JPY
Abstract
炎症性乳癌に対する術前化学療法として,転移性乳癌に対する強力な化学療法の一つであるepirubicin・docetaxel(ET)併用療法の有効性と安全性を検討した。19 人の患者が登録され,病変の進行がなければET(60,60 mg/m2)療法を3 週毎4 コース行い,適応となる症例には手術を施行した。17 例がET 療法を完遂したが,1 例は皮膚のびまん性発赤を認めず,不適格症例として解析より除外した。血液毒性は,Grade 3 以上の好中球減少15 例(79%),発熱性好中球減少症8 例(42%),貧血が3 例(16%)であった。発熱性好中球減少症を呈した症例のうち6 例(63%)はG-CSF の投与を受けたが,発熱性好中球減少症の出現はすべて1 コースのみで,感染症の併発はなかった。Grade 3 以上の非血液毒性は,便秘3 例,嘔気2 例,食欲不振2 例,倦怠感1 例,嘔吐1 例,下痢1 例,胃炎が1 例であった。16 例(89%)の患者に予定コースが完遂できた。投与コース中央値は4(2〜4)コースであった。臨床的奏効率44%で,無増悪期間中央値9 か月,全生存期間中央値は26 か月であった。炎症性乳癌に対する術前化学療法として,ET 療法の有効性と忍容性が確認された。
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