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転移再発乳癌9例に対するNab-Paclitaxelの治療経験
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JPY
Abstract
9 例の転移再発乳癌に対してnab-paclitaxel の投与を行った。nab-paclitaxel は3 週ごと投与で,治療サイクル数の中央値4(1〜8)。総投与量の中央値775(260〜2,000)mg/m2,dose intensity の中央値は66.7(58.3〜86.7)mg/m2/weekであった。その治療効果はCR 1 例,PR 2 例,SD 1 例,PD 4 例という結果で奏効率は33%であった。1例についてはgrade 3の末梢神経障害により治療が中断された。PD症例は2〜4 サイクルの後レジメンを変更し全例生存中である。有害事象では好中球減少を6 例(grade 3 以上4 例)に認めたが,発熱性好中球減少症はなかった。末梢神経障害を3 例(grade 3 以上1例)に認めた。その他grade 3 以上の副作用は肝機能障害1 例に,筋肉痛を1 例に認めるのみであった。grade3 の末梢神経障害で治療を中断した症例を除き,いずれも重大な副作用なく休薬などでコントロールは良好であった。またtrastuzumabとの併用においても安全に治療が可能であった。以上より,転移再発乳癌に対してnab-paclitaxel は安全に投与でき,生存期間の延長に寄与できる可能性があると考えられた。
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