No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
骨転移の治療は,手術,放射線治療,薬物療法の三つのモダリティーがある。骨転移の薬物療法の選択肢は少ないが,ビスホスホネート製剤は破骨細胞の機能を抑制し骨転移による骨病変や高カルシウム血症を改善する効果があり,骨転移の薬物療法のなかで中心的な役割を占める。さらに,ビスホスホネート製剤で汎用されているゾレドロン酸に関しては,主として乳癌において抗腫瘍効果を示唆する知見が得られ,骨転移を有する癌患者の治療における位置付けが再検討されつつある。最近承認された抗RANKL抗体薬デノスマブの骨病変に対する効果は,ゾレドロン酸と同等または一部の癌腫においてはゾレドロン酸を上回る成績が示された。しかし,各治療法の医学的エビデンスは現時点では限定的であり,今後,骨病変に対する治療に関しては異なったモダリティーの使い分けや薬剤選択に関してのコンセンサスの形成が必要であると考えられる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/39080/1169