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腹膜播種を伴う進行小腸癌に対し術後FOLFOX 療法が有効であった1 例
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JPY
Abstract
症例は38歳,男性。腹痛を主訴に当院を受診し,精査にて小腸癌と診断した。PET-CTで主病変の他に5か所の集積があり,播種病変と判断した。小腸部分切除を行い,手術所見で5か所の播種病変あり。大網の3か所は部分切除したが,下行結腸と直腸前面の病変は切除不能であった。非治癒切除例であり,術後化学療法を行う方針となった。進行大腸癌に準じてFOLFOX療法を開始し,腫瘍マーカーの正常化およびCT検査で残存播種病変の消失を認めた。PET-CT検査ではFDGの集積を認めなかった。本人の希望にて,術後1年6か月の時点で化学療法をいったん中止した。その後経過観察していたが,2年1か月で腫瘍マーカーの再上昇があり,PET-CT検査を施行し下行結腸と直腸前面にFDGの集積を認めた。再発と判断し化学療法再開,術後45か月現在FOLFOX+BV療法を計23コース施行し,腫瘍マーカーは再度正常化している。
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/content/article/0385-0684/39080/1259