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特発性血小板減少性紫斑病(ITP)合併再発大腸癌に化学療法を施行しITP が寛解した1 例
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JPY
Abstract
症例は74 歳,男性。9 年前に血小板減少性紫斑病(ITP)と診断され,経過観察をされていた。2 年前に盲腸癌を指摘され,血小板低値のため免疫グロブリン大量静注療法を施行した後,回盲部切除,脾摘術を施行した(stage ⅢB)。脾摘の効果は軽度で血小板は低値であったため,術後補助化学療法は施行せず経過観察となった。術後1 年目に肝転移,肺転移,大動脈周囲リンパ節転移を認めた。ステロイド治療を行いmFOLFOX6療法を施行したところ血小板が徐々に上昇し正常範囲内となった。その後,肺転移巣がPD となったためFOLFIRI療法に変更,さらにXELOX 療法に変更したが血小板は正常範囲を下回ることはなかった。ITPに関しては大腸癌に対する化学療法開始から2 年間寛解を維持している。難治性ITP に化学療法が著効した報告例は散見されるが,大腸癌化学療法によりITP の寛解が認められた症例は過去に報告がないため考察を加えて報告する。
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/content/article/0385-0684/39090/1423