直腸癌術後7年目に発生した人工肛門癌に対してmFOLFOX6 療法後に腫瘍切除を施行した1 例

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症例は78 歳,男性。2003年に直腸癌に対して腹会陰式直腸切断術を施行した。術後7 年目の2010 年に人工肛門からの排膿を主訴に当院受診。人工肛門部に11 cm 大の巨大な腫瘍を認め,生検にて中分化型腺癌の診断が得られた。人工肛門部に発生した異時性多発癌または転移性腫瘍と診断し,上行結腸に双孔式人工肛門を造設後,mFOLFOX6 療法を計5 コース施行した。治療後腫瘍は著明に縮小したため,人工肛門を含めた腫瘍切除を施行した。切除断端は陰性であり,薬物の組織学的効果判定はGrade 1a であった。人工肛門癌の切除に際し,広範囲な腹壁と皮膚欠損が予測される症例に対して術前化学療法を施行した結果,腫瘍の縮小が得られ,腹壁と皮膚の合併切除は最小限に抑えることができ,一期的創閉鎖が可能であった。人工肛門癌の治療に対して術前化学療法は有用と思われた。

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