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消化器癌の癌性疼痛薬物治療における悪心・嘔吐の予防:クリニカルパスの使用経験
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JPY
Abstract
悪心・嘔吐はオピオイドによる癌性疼痛治療において頻度の高い副作用であり,患者のQOL を著しく低下させる。悪心・嘔吐に対する予防法は確立されていないが,およそ3 人に1 人が悪心・嘔吐に苦しむ。われわれはオキシコドン導入時にクリニカルパスを使用し,悪心・嘔吐対策に主として抗ドパミン作用を有するプロクロルペラジンを予防投与している。悪心・嘔吐の発症率は15.8%であり,これまでの報告よりも低率であったがプロクロルペラジン非投与例と発症率に差はなく,その有用性を示すことができなかった。ドパミン受容体(D2)に拮抗するプロクロルペラジンは悪心・嘔吐の予防に有用である可能性はあるが,D2とともに悪心に大きく関与するヒスタミン受容体H1阻害にも留意した予防対策をとることで,より悪心・嘔吐の発症率を低下させられる可能性がある。
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