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K-RAS遺伝子野生型の再発大腸癌に対して三次治療として単独でPanitumumabを使用し著効した2 例
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JPY
Abstract
症例1: 58 歳,女性。肝転移を伴うS 状結腸癌に対して腹腔鏡下直腸低位前方切除を施行した。術後化学療法としてmFOLFOX6,二次治療としてFOLFIRI を使用したが,肝転移は徐々に増大し腫瘍マーカーも増大した。三次治療としてpanitumumabを単独で開始した。8 コース施行し腫瘍マーカーは著明に低下した。肝転移も著明な縮小が得られた。症例2:81 歳,男性。直腸Ra に対して腹腔鏡下直腸切断術を施行。術後XELOX にて経過観察していたが,転移性肝癌が出現。XELOX+bevacizumab を開始し,二次治療としてIRIS を使用したが,腫瘍マーカー,転移性肝癌も増大したため,panitumumabを単独で開始した。2 コース施行し腫瘍マーカーは著明な減少を認め,転移性肝癌も著明な縮小を認めた。結語:panitumumab 単独療法でも,K-RAS遺伝子野生型の再発大腸癌に対して治療効果を認める可能性がある。
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/content/article/0385-0684/39100/1567