S-1+Gemcitabine療法を中心とした集学的治療によりCR が得られた多発性肝転移を伴う膵体部癌の1 例

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遠隔転移のある膵癌の予後は不良である。今回,多発性肝転移を伴う膵体部癌に対して,S-1+gemcitabine(GEM)療法を行った後,手術やラジオ波による集学的治療を行いcomplete remission(CR)が得られた症例を経験したので報告する。症例: 77歳,女性。無症状であったが,2008年12 月末に行われた定期的な超音波検査にて膵体部癌,多発性肝転移と診断された。精査の後,S-1+GEM療法を開始(S-1 80 mg/body/day 分2,day 2〜15,GEM 1,200 mg/day 1,15,2 週間投与2 週間休薬)。15 コース終了後,腫瘍は最大径26.5 mmから14.4 mmに縮小し,肝転移巣はS7に直径14.5 mmの病巣を残すのみとなり,膵体尾部切除術と肝転移巣に対するラジオ波焼灼術を行った。術後4 か月間S-1 を休薬し,GEM単独投与を月1 回の割合で行ったが,S8に新たに転移巣が出現した。そこで,S-1+GEM療法を再開したところ,5 か月後に転移巣は画像上消失した。術後1 年4か月の時点でCR が維持されている。

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