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集学的治療により10 年以上の長期病勢コントロールを得ているStage IV 小腸GIST の1 例
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JPY
Abstract
今回われわれは,原発巣切除後に多発肝転移・腹膜播種を認めたstage IV の小腸GIST に対して,経時的に肝切除,放射線治療,イマチニブ,スニチニブ,TAE による集学的治療を行い,原発巣切除から現在まで14 年間という長期にわたる病勢コントロールが得られている症例を経験した。症例は49 歳,女性。小腸原発高リスクGIST の切除3 年後に肝S4,5 に転移を認め,肝中央2 区域切除術を施行した。その1 年後に出現した単発の腹膜播種に対して放射線治療を施行した。さらに4か月後に多発肝転移が出現し,イマチニブ400 mg/日を開始した。5 年6 か月間PR を維持していたが,肝転移巣の1 か所にイマチニブ耐性が出現したため,スニチニブ50 mg/日に変更したが無効であった。再度イマチニブ400 mg/日に戻しTAEを計2 回施行したところ,現在までPR となっている。進行再発GIST の長期病勢コントロールに集学的治療が有効と考えられた。
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/content/article/0385-0684/39120/1898