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消化器癌術後経過観察中に発見した肺結節切除例の診断と切除のタイミングに関する検討
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JPY
Abstract
過去9 年間において,消化器癌術後経過中に肺結節を発見し肺切除を行った9 例を検討した。大腸癌術後6 例,食道癌,肝細胞癌,乳頭部癌術後が各1 例で,肺切除時の年齢は55~77(中央値63)歳,男女比は6:3 であった。原発巣切除後1 年以内に肺結節を発見したのは4 例,うち3 例は経過観察して増大傾向を確認した後に切除,1 例は直ちに生検を行い切除した。他の5 例は原発巣切除後2~7 年で肺転移と診断した。肺結節数は1,2,3 個が各7,1,1 例であり,2 例は同時に肝転移もあり肝切除も施行した。肺切除術式は食道癌の1 例が再右開胸を行い,他はいずれも胸腔鏡下手術が行われた。再肺転移・再肺切除を1 例経験した。原発巣切除後の生存期間は30~>110 か月,肺切除後の生存期間は6~>80 か月,5 例が生存中である。病理組織所見は,肺転移7 例,原発性肺癌が2 例であった。転移性か原発性を鑑別するためにも切除前の組織生検をすることが望ましいと考えるが,原発巣切除術後早期に出現した小肺結節に対しては,増大傾向を確認した上で肺切除することがタイミングとして望ましいと考えた。
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