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JPY
Abstract
手術時に初めて破裂が判明した肝細胞癌2 例を報告する。症例1: 62 歳,女性。腹部CT で肝外側区域に最大径3.6 cmの腫瘤を認めた。初回CT 検査より39 日目に手術となった。その間,何ら自覚症状を認めなかった。腹腔鏡下に手術を開始したが,腫瘍破裂を認め持続的な出血を認めた。左胃動脈から分枝する左肝動脈を処理後軽減し,そのまま腹腔鏡下に外側区域切除術を完遂した。症例2: 82 歳,男性。腹部CT で肝左葉に13 cm 超の腫瘤が指摘された。初回腹部CT 検査より25 日目に手術を行った。その間,何ら自覚症状を認めなかった。開腹すると,およそ200 mL の血液と外側区域腫瘍下面に血腫を認めた。速やかに左グリソンを遮断し,肝左葉切除術を行った。2 例ともに破裂時期は不明であり,ショックを伴う大量出血でもなかったが,手術時には持続的に破裂部から出血しており,手術開始後可及的早期の流入血行遮断を行うことで安全に切除し得た。
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/content/article/0385-0684/39120/2000