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転移性肝腫瘍と鑑別が困難であった肝原発類上皮血管内皮腫の1 例
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JPY
Abstract
大腸癌多発肝転移と鑑別が困難であった肝類上皮血管内皮腫(epithelioid hemangioendothelioma: EHE)の1 例を報告する。症例は71 歳,男性。高脂血症の精査のため腹部エコー施行。肝に多発する腫瘍を認めたため当院消化器肝臓内科を紹介された。精査にて転移性肝腫瘍が疑われ,下部消化管内視鏡検査で直腸S 状部に1 型腫瘍を認めたため,大腸癌多発肝転移と診断した。原発巣を切除後,全身化学療法を施行するも肝臓病変の増大を認めたため,肝外側区域切除術と肝部分切除術(11 か所)を施行した。病理組織学的検査では淡好酸性の細体を有する類円形または紡錘状の細胞の増殖を認め,factor VIIIとCD34 の免疫組織染色が陽性であったことからEHE と診断した。肝EHE は比較的まれな疾患であり,文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/39120/2012