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超音波検査で描出できない石灰化病変に対する乳房温存手術の問題点
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JPY
Abstract
症例は58 歳,女性。乳癌検診で異常を指摘され,当科を受診した。マンモグラフィでは右に構築の乱れを認めた。超音波検査では病変を描出できなかった。造影MRI 検査では右AC 領域に7 mm の造影部位を認めた。ステレオガイド下マンモトームを施行したところ,乳癌と診断された。術中超音波検査を施行したところ,組織を採取した後と思われる構築の乱れた部位とマイクロマークの位置は3 cm ほど離れていた。最初に構築の乱れた部位を中心に2 cm のマージンをとって切除した。術中迅速診断で病変が含まれており,切除断端は陰性との診断であった。最終病理診断でも切除断端は陰性であり,追加切除した部位にはマイクロマークは存在したが,癌が存在しなかった。乳癌検診の普及により,今後このような症例が増加してゆくことが予想される。マンモトーム後に留置するマイクロマークについて,固定性,超音波検査でのみえやすさなどを考慮したものの開発が望まれる。
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