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JPY
Abstract
病院の病床数が減少傾向にあるため福祉施設に癌末期患者も入所してくることが多くなっている。主治医を中心とする地域連携により,疼痛コントロールが困難な患者に対して緩和ケアを行った症例を経験した。症例は87 歳,男性で直腸癌,膀胱癌に対し手術施行,ストーマ造設後に福祉施設へ入所した。癌性疼痛に対しオピオイドが処方されたが,患者の訴えが少なく,さらに麻薬を使用した経験がある看護師が少なかったため,当初は疼痛コントロールが不十分であった。しかし,スタッフ間で情報共有を図ることで緩和ケアの充実につなげた。意識改革には主治医のみならず,薬剤師の協力が有効であり,地域連携が役立ったと考えられる。注意深く症状をアセスメントして緩和ケアを行うことで,常勤医不在の福祉施設でも施設での看取りにつなげることができた。
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/content/article/0385-0684/39121/101