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JPY
Abstract
化学放射線療法は欧米においては,頭頸部癌,食道癌,膵癌,直腸癌などと同様に胃癌に対しても標準治療の一つとして行われており,特に術後補助療法としての有用性は確立している。一方,本邦においては標準治療とは決していえず,適応は限定されており,出血や狭窄,疼痛などの症状に対する緩和治療や姑息治療として放射線療法単独で施行されることが多い。胃癌に対する放射線療法は,放射線感受性の低い腺癌,高線量の放射線照射による潰瘍形成や穿孔の可能性,蠕動運動による照射範囲設定の困難性などの課題点が指摘されていた。しかしながら,近年は放射線治療の技術進歩により,胃原発巣と所属リンパ節に対してピンポイントの治療が可能となり,進行癌に対する集学的治療の一端を担い得る期待が高まりつつある。本稿では,胃癌に対する放射線療法を含む国内外の集学的治療の現況を示し,局所進行胃癌に対して行っているわれわれの取り組みについて概説する。
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/content/article/0385-0684/39130/2464