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「化学療法パスポート」―外来化学療法患者のための薬薬連携情報共有ツール
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JPY
Abstract
近年,経口薬と注射薬を併用するレジメンによる外来化学療法を受ける患者が増加しているが,院外保険薬局は病院で患者がどのような治療を受けているのかの情報を得る手段がない。患者のための薬薬連携を図るため,情報共有ツールとして「化学療法パスポート」を作成した。「化学療法パスポート」はA5サイズのバインダーを使用し,化学療法レジメン,投与スケジュール,副作用説明書,体調チェックシート,クリアーポケットを収納した。経口抗癌剤併用レジメンを開始する大腸癌患者に,同意の下にパスポートを渡し,院外保険薬局での提示を指導した。患者は高い割合で提示しており,レジメン情報の共有はおおむね達成できた。今後,院外保険薬局からの指導や副作用などの患者情報の共有をめざして,多くの症例に運用を進めていきたい。「化学療法パスポート」を利用した化学療法レジメン情報の共有は,これからの薬薬連携の一つの形として意義深い試みであると考えられた。
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