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一般病院における進行・再発胃癌症例に対するHER2 検査の検討―院内検査と外注検査との比較―
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JPY
Abstract
はじめに:胃癌ガイドラインでは化学療法選択前のHER2 検査の実施が推奨されている。当院ではこれまで胃癌に関して免疫組織化学的方法(IHC法)によるHER2 検査を行っていなかったので,院内と検査会社(外注)の検査結果を比較検討した。対象と方法: 対象は当院で診療を行った切除不能胃癌,再発胃癌,Stage Ⅳの切除胃癌症例26 例(31 検体)とした。対象患者の検体に対して,IHC 法によるHER2検査を院内病理科と外注で行い,HER2発現の判定結果を比較した。結果: HER2 過剰発現の判定結果(院内/外注)は,陰性/陰性: 18 例,陰性/境界域: 2 例,陰性/陽性: 1 例,境界域/境界域: 2 例,陽性/陽性: 3 例であった。院内と外注の判定の一致率は88.4%(23/26)で,不一致率は11.6%(3/26)であった。院内のHER2 陽性率は19.2%であった。結語: IHC 法によるHER2 検査において院内と外注との検査結果はおおむね一致していたが,11.6%に不一致症例を認め,診断精度の向上と標準化が必要である。
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