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JPY
Abstract
本研究は,セビメリン含嗽液の唾液分泌効果を明らかにすることを目的とした。健康な成人男女を対象に,実験群と対照群を同一対象とした逐次比較試験を行った。評価は唾液量(サクソンテスト)と口腔水分計(ムーカス),口腔内の潤い状態の主観的反応(4段階)で評価した。被験者10 名で含嗽前,5 分後,90 分後,3時間後にそれぞれ測定した。唾液量は実験群で5 分後に最大となり,90 分後まで有意(p<0.05〜p<0.001)に分泌作用を示した。口腔水分率も5 分後に最大となり,3 時間後まで有意(p<0.05〜p<0.001)に水分保持を示した。安全性が確認されたので,被験者19 名を追加し,唾液分泌量および口腔水分率を測定して唾液分泌促進の持続時間を検討した結果,3時間持続することが明らかとなった。セビメリン含嗽は,健常人の唾液分泌を少なくとも3 時間にわたって増加させるという本研究のデータは,唾液分泌に障害のある患者に対するセビメリン含嗽の臨床試験に有用となる結果である。
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/content/article/0385-0684/40020/215