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直腸癌多発性肝転移に対し末梢神経障害の増悪なく長期にわたりFOLFOX でCR を得た1 例
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JPY
Abstract
症例は61 歳,男性。2008年10 月より多発性肝転移を伴う直腸癌に対して,カルシウム/マグネシウム(Ca/Mg)療法併用でmodified FOLFOX6(mFOLFOX6)療法を5コース施行した。肝転移巣と原発巣ともにPR を得,2009 年2 月原発巣を切除した。術後,bevacizumab併用にてmFOLFOX6を再開した。15 コース施行後の2009 年8 月より牛車腎気丸7.5 g/日を併用し,服薬コンプライアンスは69%である。18 コースの2009 年10 月よりglutathione 200 mg を前投薬に追加している。35 コースの2010年11 月よりブシ末1.5 g/日を追加し,漸増して現在4.5 g/日で継続中であり,服薬コンプライアンスは73%である。Grade 4 の好中球減少が2010年12 月にみられ,37 コースよりoxaliplatinを65 mg/m2に減量した。2011年10 月まで計50 コースを施行し,oxaliplatin総投与量は3,970 mg/m2に達したが,末梢神経障害はGrade 2 に止まっている。Ca/Mg 療法と牛車腎気丸の併用は,各々単独ではFOLFOX の奏効を減弱しないことが示され,副作用が少なく,oxaliplatinによる末梢神経障害の予防対策として考慮してよいと思われた。
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