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アナストロゾール内服中に急速進行性糸球体腎炎を発症し半月体形成性糸球体腎炎と診断された1 例
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JPY
Abstract
症例は69 歳,女性。68 歳時に右側乳癌に対して乳房部分切除術が施行され,その後アナストロゾールの内服加療が開始された。69 歳時の12 月2 日に検診での検尿で蛋白尿(3+)と尿潜血(3+),および血清クレアチニン値の上昇(2.4 mg/dL)を指摘されたため,同年12 月8 日に当科に紹介された。急性腎不全と診断され,12 月14 日に当科に入院した。12 月17日に腎生検が施行され,半月体形成性糸球体腎炎による急速進行性糸球体腎炎と診断された。ステロイドパルス療法およびプレドニゾロンの内服治療が開始され,腎機能障害は改善した。アナストロゾールによる腎機能障害は非常にまれであるが,本例は同剤を内服中に半月体形成性糸球体腎炎を合併,急性腎不全を呈したと考えられた1 例であり,腎機能障害の合併にも今後は注意が必要と思われた。
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/content/article/0385-0684/40020/267