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mFOLFOX6 療法における高アンモニア血症発現リスク因子の検討
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JPY
Abstract
mFOLFOX6療法施行患者において高アンモニア血症(以下,高NH3血症)が発現した群(以下,NH3群)と発現しなかった群(以下,非NH3群)に分けてリスク因子を検討した。その結果,NH3群は非NH3群よりestimated glomerularfiltration rate(eGFR),リンパ球数,ヘモグロビン値,アルブミン値が有意に低く,NH3群は腎機能低下および栄養不良による骨格筋減少群であることが推察された。また,NH3群におけるアミノ酸分画では尿素が高値を示しており,尿素の排泄遅延が生じていた。フルオロウラシル(5-FU)の代謝産物であるフルオロクエン酸はTCAサイクルのアコニターゼを阻害する。また,腎機能低下による腎臓の尿素トランスポーターの機能低下が尿素排泄遅延を引き起こしていると考えられる。これらのことが二次的に尿素サイクルの機能低下を引き起こし,高NH3血症を誘発しているのではないかと考えられた。
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/content/article/0385-0684/40040/483