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上腸間膜静脈リンパ節(14v)に再発を認め再手術にて長期予後が得られた早期胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は63 歳,男性。前庭部後壁のⅡc型早期胃癌に対して幽門側胃切除,D1+b 郭清術を施行した。術後5 か月目に腫瘍マーカー値の上昇とともに上腹部に腫瘤が出現し,腹部CT にて上腸間膜静脈の前面に4 cm 大の腫瘤を認めた。上腸間膜静脈に沿うリンパ節(No. 14v)での再発と診断し,他の部位に明らかな再発を認めないことから手術の方針とした。横行結腸とともにリンパ節の切除を行い,術後はS-1+cisplatinを用いた化学療法を5 コース施行した。再手術後38 か月以上経過したが,現在まで新たな再発はなく生存中である。胃癌の再発に対しては一般的に化学療法が第一に選択されるが,限局した再発で切除が可能であれば手術を行うことも選択肢の一つと思われる。
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/content/article/0385-0684/40040/515