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肝細胞癌の骨転移に対してソラフェニブ+ゾレドロン酸によりCR が得られた1 例
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JPY
Abstract
ソラフェニブは経口マルチキナーゼ阻害薬であり,海外の大規模な第Ⅲ相臨床試験で進行肝細胞癌患者の生存期間を延長することが報告された。これらを経て,本邦においても2009 年5 月に切除不能な肝細胞癌にも保険適応が承認された。進行肝細胞癌に対するソラフェニブによるCR 症例の文献的報告が散見されるが,骨転移が消失した例の報告はない。今回,肝細胞癌の骨転移に対してソラフェニブ(ゾレドロン酸併用)によりCR が得られた症例を経験したので報告する。症例は64 歳,男性。B 型肝炎キャリアであった。肝細胞癌切除後9 か月に骨転移が発見された。ソラフェニブ+ゾレドロン酸を開始したところ腫瘍は徐々に縮小し,開始後15 か月でCR が得られた。CR 後投与中止して12 か月経過したが,再発の兆候は認めない。有害事象に関しては手足皮膚反応を認めたが,一時的なソラフェニブの減量により投与の継続が可能であった。
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