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JPY
Abstract
遠隔病変のない局所進行・再発胃癌20 例に対して化学放射線療法(CRT)を行った。男性16 例,女性4 例で,局所病変は原発巣11 例,リンパ節転移5 例,吻合部再発4 例であり,17 例で化学療法が行われていた。根治照射が12 例,自覚症状の緩和目的の照射が8 例に行われた。併用する化学療法は低用量CDDP+5-FU 持続投与が4 例,低用量CDDP+S-1内服が16例であった。主な有害事象はgrade 3 の白血球減少,好中球減少および食欲不振であり,75%の症例で化学療法の減量,中止を余儀なくされた。RECISTの評価が可能であった症例は9 例で,CRT による奏効率はCR 1 例(11%),PR 3 例(33%)であった。緩和照射症例のうち吻合部再発4 例中2 例(50%)で狭窄症状が軽快した。奏効した4 例に根治目的に手術を行い,全例で組織学的にわずかな腫瘍の残存が認められ,追加手術の有用性が示唆された。2 年生存率は35%であるが,根治照射群に限ると91%と良好であった。遠隔転移のない進行・再発胃癌に対するセカンドラインの治療法として,CRT は有用であると考えられた。今後,ランダム化比較試験による大規模試験が望ましい。
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