No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
シスプラチン分割投与を受けた肺癌患者でのNK1受容体拮抗薬使用前後の制吐効果の比較
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
NK1受容体拮抗薬であるアプレピタントは,CINV に対する新規作用機序の予防薬として国内外のガイドラインにおいて使用が推奨されている薬剤である。しかしながら,国内の臨床試験ではシスプラチン(CDDP)を一括投与する患者のみを対象として試験を行っているため,分割投与に関するエビデンスは存在しない。そこで今回,CDDP 分割投与の一種であるCIC 療法を行う患者を対象として,5-HT3受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの予防投与によりCINV を発現した症例に対し次コースからアプレピタントの追加投与を行い,制吐効果を検討した。その結果,「嘔吐なし」の患者割合が25〜83%と有意に改善し,「悪心のあった日数」についても有意な改善がみられた。以上のことから,CDDP 一括投与症例のみならず分割投与症例においても,これまでの制吐療法にアプレピタントを追加することで,より優れた制吐効果を示すことが示唆された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/40060/733