直腸癌局所再発による排便時痛に対して人工肛門造設が著効し抗癌治療を継続した1 例

This article is available for purchase

症例は60 歳,女性。2008年8 月に直腸癌に対して低位前方切除術を施行した。術後補助療法を施行したが,肝転移および局所再発が出現した。化学療法および放射線療法を施行したが病状は進行し,2009 年10 月から局所再発による排便時痛が出現した。非オピオイド鎮痛薬およびオピオイドによる疼痛治療を行ったが,しだいに薬物療法に抵抗性となりQOLが低下した。排便時の接触刺激が疼痛を誘発していると考え,癌性疼痛に対する緩和手術として2010 年3 月に人工肛門造設術を施行した。術後は疼痛が改善し,薬物療法は不要となり抗癌治療を再開できた。薬物療法に抵抗性の癌性疼痛に対して,疼痛の誘発因子を除去することが期待できる病態においては緩和手術も考慮されるべきである。

Share this article with others: These icons link to social bookmarking sites where readers can share and discover new web pages.

Main Menu

  • Browse by Publication
  • Browse by Publisher
  • Subjects

New Journals

  • Text size:
  • A
  • A
  • A

Key

  • access icon New
  • access icon Subscribed
  • access icon Free
  • access icon Trial
  • access icon Open Access