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ドセタキセル静注用製剤ワンタキソテール®点滴静注からの脱アルコール化注射剤の調製とラットにおける体内動態の検討
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JPY
Abstract
ドセタキセル(DOC)の点滴静注用製剤であるワンタキソテール®点滴静注(OTAX)には,溶解補助剤の一つとしてアルコールが含有されている。このため,OTAX はアルコール不耐性や過敏症を示す患者には使用することができない。本研究では50℃の湯浴中においてOTAX のバイアル内のアルコールを窒素ガス気流により留去することで,脱アルコール化DOC 注射剤の調製を試みた。その結果,アルコールを無菌的にほぼ完全に留去でき,また脱アルコール化製剤中のDOC は28 日間安定であった。調製した脱アルコール化注射剤をラットに静脈内投与した後のDOC 体内動態は,未処理のOTAX投与時と一致した。これらの知見から,本研究で調製した脱アルコール化DOC 注射剤はアルコール不耐性を示す患者にもOTAX と同等に使用できる可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/40070/891