No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
在宅ホスピスケアにおける統合失調症を有する家族への支援
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
末期がん患者を介護する家族形態は様々であり,そのケアはあくまで個別的でなければならない。統合失調症を抱える家族が末期がん患者を在宅で看取る場合,家族に精神的な負担が大きくかかると予測されるためケアを提供するチームには特別な配慮が求められる。このような視点に立ち,統合失調症の家族をもつ二人の末期がん患者について在宅緩和ケアの経過を振り返り,統合失調症を有する家族のケアの重要なポイントを検討した。その結果,通常の在宅緩和ケアよりも濃厚な内容のdeath education,かかわるチームメンバーの拡大とより緊密な連携をとる形のチームアプローチ(精神科医の参加,介護サービスとの連携など),さらに看取る家族の精神状態を経過中継続して評価し必要なケアを行うこと,在宅での看取りに関する本人と家族の意思確認,死別期における家族ケアを専門家につなぐことなどの重要性が示唆された。これらの結果は今後,統合失調症を有する家族に在宅ホスピスケアを提供する際,一つの指標になると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/40080/1123