No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
術後遺残した傍大動脈リンパ節転移に化学療法が著効しその後Virchowリンパ節再発を切除することで長期生存を得ている直腸癌の1 症例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は55 歳,男性。便潜血陽性を主訴に受診,精査にて著明な傍大動脈リンパ節転移を伴ったStageⅣのRs 直腸癌の診断となった。2007 年12 月に低位前方切除術とD3 のリンパ節郭清を施行するも,傍大動脈にリンパ節転移が遺残した。術後にFOLFOX,FOLFIRI,IRIS,irinotecan+cetuximabによる化学療法を施行し,同リンパ節転移は完全奏効(CR)を示し,術後18か月間維持された。その後Virchowリンパ節に限局した転移が出現,同リンパ節の切除術を追加した。現在,化学療法も中止とし初回術後5 年になるが,再発なく生存中である。化学療法で5-fluorouracil,Leucovorin,oxaliplatin,irinotecan,cetuximabといったkey drugを使い切ったこと,およびVirchowリンパ節転移に対し積極的なサルベージ手術を行ったことが,長期の無再発生存につながったと考えられる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/40090/1233