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スニチニブで長期病勢コントロールし得た消化管間質腫瘍の1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,女性。21 か月前他院で同時性多発肝転移を伴う小腸消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)に対し,原発巣切除と肝切除が施行されていた。その後肝転移再発に対し,経皮的ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation: RFA)やイマチニブ投与されるも病勢コントロールできず当院へ紹介受診された。当院初診時には肝転移,骨転移,肺転移を呈しており,スニチニブ投与(1 日1 回50 mg で4週間内服・2 週間休薬)を開始した。有害事象によりスニチニブ投与量を1 日25 mg まで減量し,また治療中に骨転移の悪化がみられたため,放射線療法を付加するなどしてスニチニブ投与を21コース施行し,138週という長期にわたって病勢コントロールし得た。当施設では7 例のGISTに対しスニチニブ治療を施行したが,無増悪期間(time to tumor progression: TTP)は30 週で国内外の臨床試験で報告されている成績と同等であった。切除不能のイマチニブ耐性GISTに対するスニチニブ治療は,重要な治療選択肢と思われた。
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/content/article/0385-0684/40090/1241