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JPY
Abstract
腹膜播種陽性胃癌に対して高いエビデンスを有する標準治療は存在せず,その病態を考慮した新規治療法の開発が急務である。強力な局所療法であるpaclitaxel(PTX)腹腔内投与と全身化学療法,胃切除を組み合わせた集学的治療は有望な治療法の一つである。当科ではS-1+PTX経静脈・腹腔内併用療法を考案し,第Ⅰ相試験により推奨投与量を決定し,第Ⅱ相試験において1 年全生存割合78%,生存期間中央値(MST)23.6 か月という成績を得た。また,2011 年までに本療法を実施した100 例の初発例のうち,腹膜播種に著効が確認された62 例に対して胃切除を施行し,安全性を確認するとともに,MST 34.5 か月という成績を得た。現在,本療法をS-1+CDDP 併用療法と比較する第Ⅲ相試験(PHOENIX-GC 試験)を実施中である。全生存期間における優越性が証明され,PTX腹腔内投与の保険収載につながることが期待される。
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/content/article/0385-0684/40100/1269