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Bevacizumab高用量の再投与にて長期生存を得た結腸癌大動脈周囲リンパ節転移の1 例
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JPY
Abstract
症例は49 歳,女性。上腹部不快感,腹満を主訴に当科を受診し,上行-横行結腸癌,大動脈周囲リンパ節〜総腸骨リンパ節転移の診断がなされた。肝・肺転移なし。狭窄症状を認めたため,2007 年10 月下旬に拡大右半結腸切除術を施行。術後約1 か月後に全身化学療法の一次治療としてベバシズマブ(bevacizumab: BV 5 mg/kg)+mFOLFOX6を開始。腫瘍マーカーは減少,遠隔リンパ節転移も縮小しPR を得た。2009 年7 月に右肺門部リンパ節転移が出現しPD となり,cetuximab+FOLFIRI に変更するも,3 か月後に両側鼠径リンパ節転移出現を認めBV(10 mg/kg)+FOLFIRI に変更。2 か月半後に腹部リンパ節はわずかに縮小したが,鼠径リンパ節が増大したためBV を10 mg/kg に増量したBV+mFOLFOX6 に変更した。その2 か月後に皮膚転移が出現するも,鼠径リンパ節,腹部リンパ節には変化を認めなかった。その後,癌性腹膜炎などを生じ死亡したが,30 か月を超える生存期間が得られた。一次治療でPD となったBV+FOLFOX 療法でも,二次治療以降でBV を増量し再投与することで,長期生存が得られる可能性が示唆された。
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