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PSK 併用補助化学療法を施行した高齢者大腸癌における有効症例の探索的検討
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JPY
Abstract
当院で外科手術および補助化学療法を施行した70 歳以上の高齢者大腸癌患者62 例を対象とし,全生存期間(OS)ならびに無病生存期間(DFS)の解析と有効性を示す症例の探索を行った。術後補助化学療法には5′─DFUR,UFT およびUFT/LV といった経口抗癌剤を用い,全症例に免疫賦活剤であるPSK を併用した。全症例の治療成績は3 年OS 83.4%,3年DFS 78.6%であり,化学療法剤ごとで差は認められなかった。次に各種臨床検査値について,中央値をカットオフ値として高値および低値群で単変量解析を行ったところ,CEA およびCA125 で有意であった。さらに多変量Cox 回帰分析を実施したところ,術前CEA 値のみ有意となった。そこで術前CEA 4.0 ng/mL をカットオフ値として層別解析を実施したところ,術前CEA 値が高い症例では低い症例に比べて約8 倍予後が増悪する可能性が示された。したがって,このような症例に対してはより強力な抗腫瘍効果を有するレジメンを検討するのが望ましい。
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/content/article/0385-0684/40120/1593