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JPY
Abstract
症例は75 歳,男性。2012 年1 月右季肋部痛にて,当院救急外来受診し,急性胆囊炎の診断で同日入院した。入院後経皮経肝胆囊ドレナージ(PTGBD)施行し,胆囊炎は軽快したが,2 週後に閉塞性黄疸が出現した。原因精査にて十二指腸乳頭部癌(cT3N1M0,Stage III)と診断し,膵頭十二指腸切除を行った。術後組織診では免疫染色でシナプトフィジンが陽性,Ki─67 が強陽性の乳頭部神経内分泌癌(NEC)と診断した。術後3 か月で多発肝転移,リンパ節転移を認めた。化学療法としてカルボプラチン/エトポシドを行うも,Grade 4 の好中球減少が出現したため1 コースで断念した。以降BSC の方針となり,術後11 か月で永眠された。十二指腸乳頭部のNEC は比較的まれな疾患である。また,一般的に急速に転移・進行する極めて予後不良な疾患とされる。今回,十二指腸乳頭部の神経内分泌癌を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/40120/1762