術前肝動脈化学塞栓療法後に切除した混合型肝癌の1 例

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症例は48 歳,女性。腹部造影CT で,肝内側区域から尾状葉を主座として径約10 cm 大の腫瘍を認めた。腫瘍は早期濃染・遷延性濃染を呈する実質と,壊死を思わせる内部低濃度域を伴っていた。門脈左枝の閉塞と左右肝動脈の狭小化を認めたため,肝内胆管癌の診断の下,術前化学療法(GS 療法: 3 コース)を先行した。しかし,腫瘍の増大傾向を認めたため,肝動脈化学塞栓療法(TACE)を施行したところ,腫瘍の縮小および右肝動脈浸潤像の改善がみられた。このため,根治切除可能と判断し,拡大肝左葉切除術・肝外胆管切除術を施行した。病理組織学的所見では肝内胆管癌を主体とし,一部に肝細胞癌成分の混在を認める混合型肝癌と診断された。術後補助化学療法は,汎血球減少症が遷延したため施行できず,外来経過観察のみとなったが,術後5 年経過した現在,無再発生存中である。

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