No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
切除不能進行・再発大腸癌に対するmFOLFOX6 の位置付け
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
切除不能進行・再発大腸癌に対するFOLFOX 療法では,oxaliplatin(L─OHP)による末梢神経障害のコントロールが課題である。当科では,一次治療としてのmFOLFOX6 を6~8 コースでいったん休止し,二次治療に移行,三次治療としてmFOLFOX6 を再導入している(A 群)。これまでに12 例の症例を経験したので,従来法(B 群)との間で神経毒性の発現状況や,その時期に関して比較検討した。両群でGrade 3 の末梢神経障害を認めたが,B 群では一次治療期間で,A 群では三次治療期間での発現であった。また,A 群において一次治療期間中にGrade 2 の末梢神経障害を3 例に認めたが,二次治療移行後速やかに軽快した。A 群ではB 群に比し,神経障害による病悩期間は短かった。大腸癌の化学療法に際しては,いかにQOLを保ちながら生命予後の改善につなげるかが重要で,当科でのmFOLFOX6 施行方法はQOL の観点から推奨できる方法と考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/40120/2038