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化学療法とPSK を施行した大腸癌術後アジュバント症例における好中球/リンパ球比の臨床的意義
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JPY
Abstract
好中球/リンパ球比(neutrophil/lymphocyte ratio: N/L 比)は,様々な癌種において予後との関連性が報告がされており,特にN/L 比高値では予後不良であることが示唆されている。われわれは化学療法とPSK を併用した大腸癌術後アジュバント施行12 症例に対し,治療中におけるN/L 比の変動を検証した。術前N/L 比のカットオフ値を2.5 とし,それぞれ高値群(N/L≧2.5),低値群(N/L<2.5)に層別し,N/L 比をはじめとする各検査値を経時的に解析した。術前N/L 比が高値であった症例は,化学療法施行により低値にコントロールされる症例が多く確認された。また,術前N/L 比が低値の症例はそのまま低値で推移する傾向がみられた。予後についてはN/L 比による差はみられなかった。化学療法にPSK を併用した大腸癌術後アジュバントにおいて,特にN/L 比高値の症例でN/L 比がコントロールできることが確認された。N/L 比を変動させることによる効果については,さらなる検討と症例の蓄積が必要であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/40120/2086