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胃癌術後の補助化学療法中に多発遠隔リンパ節転移を来した1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,女性。2010 年5 月に胃癌(U,type 3,por,pT3,ly3,v2,pN3a,Stage IIIB)に対し胃全摘,D2 郭清術を施行された。当初は補助化学療法の同意が得られず,10 月よりS─1 内服を開始したが,2011 年1 月に遠隔リンパ節(腹部大動脈周囲,左鎖骨上)転移を来した。cisplatin(CDDP)+irinotecan(CPT─11)療法を導入し,腹部大動脈周囲リンパ節にはΣ50.0 Gy/20 Fr の放射線療法を併施した。2 コース終了後に腹部大動脈周囲リンパ節はCR,左鎖骨上リンパ節はPR となったため,左鎖骨上リンパ節郭清術を施行した。病理組織学的には4 個のリンパ節に転移を認め,治療効果はgrade1a と診断された。さらに同レジメンを2 コース行い,その後は無治療で経過観察としているが2013 年10 月の時点で無再発生存中である。遠隔転移に対する治療の主体は化学療法であるが,本症例は局所治療の付加が治療経過に寄与していると考えられた。
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/content/article/0385-0684/40120/2274