胃癌周術期EPA 配合栄養剤投与の有用性の検討─術後体重減少とS─1 補助化学療法継続性への影響─

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背景: 胃癌術後にeicosapentaenoic acid(EPA)配合栄養剤(プロシュアⓇ,アボットジャパン社,日本)を投与し,胃癌術後の体重減少と術後化学療法の継続性への影響を検討した。方法: 神奈川県立がんセンター・胃食道外科で,2010 年12 月~2011 年10 月の期間に連続する胃全摘およびS─1 補助化学療法施行予定症例5 例に対して,通常のERAS 管理に加えて術後にプロシュアⓇを投与し,術後1 か月の体重減少率および術後S─1 補助化学療法の継続率を検討した。プロシュアⓇの投与方法は,術後2~21 日目まで1 日480 mL の内服を原則とした。体重減少率は,(術前体重-術後1 か月の体重)/術前体重×100 で算出した。S─1 補助化学療法の継続率は,S─1 治療開始日から終了日までで算出した。結果: 対象の年齢の中央値は62.0歳,男性1 例・女性が4 例であった。術後1 か月の体重減少率は92.1%で,過去の報告と比較すると約20%の体重減少の軽減効果がみられた(プロシュアⓇ群: 92.1% vs コントロール群: 89.7%)。また,全例が6 か月間のS─1 補助化学療法を完遂できた。考察: 今回の検討では,プロシュアⓇ投与は胃癌術後1 か月の時点での体重減少率を抑制し,術後の補助化学療法の継続率を向上させる可能性が示唆された。

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