No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
近年,高齢者乳癌は増加しているが,90 歳以上の超高齢者乳癌の報告は極めて少ない。本稿では,90 歳以上の超高齢者乳癌患者について検討した。2000 年1 月~2012 年12 月の間に,当科で治療を受けた90 歳以上の超高齢者乳癌9 例を対象に,患者背景,臨床病理学的特徴,治療について検討した。年齢中央値は91(90~99)歳,併存疾患を7 例(77.8%)に認めた。腫瘍径中央値は4.3(1.4~6.0)cm,T4 症例が6 例(66.7%)であった。また,腋窩リンパ節転移陰性と考えたのは6 例(66.7%)であった。組織型は浸潤性乳管癌8 例,非浸潤性乳管癌1 例であり,ホルモン受容体は陽性7 例,陰性は2 例,HER2 は8 例が陰性であった。治療は,5 例に手術を施行したが,術後の合併はなく安全に施行できた。4 例はホルモン治療を施行し,奏効率は50%であった。90 歳以上の乳癌患者を治療する際には,併存疾患の有無,治療に伴う合併症を考慮しながら治療を提供する必要があると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/40120/2402