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JPY
Abstract
がん罹患を国別に比較した場合,差の大きな部位としては,日本,中国,韓国を含むアジアに多い胃がん,肝臓がん,欧米に多い膀胱がんがある。また,オーストラリアとスウェーデンにおいてはメラノーマが多く,米国,英国,オーストラリアでは非ホジキンリンパ腫なども多い。大腸がんおよび乳がんは,すべての国で多いがんであるが,大腸がんは日本では近年減少がみられ,中国以外のその他の国でも増加はみられない。ただし,中国においては近年も増加傾向がみられる。乳がんは欧米の罹患率がアジア各国の罹患率の2 倍程度と異なるが,現在もどの国でも増加傾向が続いている。世界のがん死亡の特徴としては,罹患と同様にアジアでは胃がんと肝臓がんが多くを占めている。欧米では卵巣がんの死亡率も比較的多い。肺と大腸はすべての国で死亡の多い部位であり,中国とブラジル以外のすべての国で膵臓は死亡数の多い部位である。
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/content/article/0385-0684/40130/2475