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経口UFT+PSK による治療を受けたStageⅡ/Ⅲ大腸癌患者における術前リンパ球比率に関するサブセット解析
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JPY
Abstract
目的: われわれは以前,StageⅡ/Ⅲ大腸癌患者を対象とした無作為化比較試験(RCT)において,テガフール・ウラシル(UFT)と蛋白結合多糖体polysaccharide K(PSK)との併用療法がUFT 単独療法と比べ,5 年無病生存率を有意に改善し,再発リスクを軽減することを報告した。今回,本RCT より得られたデータを用い,患者を術前リンパ球比率(Lym)により層別化し,PSK の有効性を検討したので報告する。方法:本 RCT において,選択基準を満たした患者205 例(UFT/PSK群137 例,UFT 群 68 例)のうち,術前Lymデータが得られた患者193 例(UFT/PSK 群 131 例,UFT群 62 例)を対象に解析を行った。結果:術前Lymが 35%未満であった患者の無再発生存率(RFS)は,UFT/PSK 群 76.5%,UFT群で 55.8%であった(p=0.008)のに対し,術前Lymが35%以上であった患者のRFS では,2 群間に差はなかった。同様に,術前Lymが 35%未満であった患者の全生存率は,UFT 群よりも UFT/PSK 群のほうが有意に高かったが,術前 Lym が 35%以上であった患者においては,群間差は認められなかった。結論: StageⅡ/Ⅲ大腸癌患者において,術前 Lym の低値が PSK の応答性に関する優れた予測因子であることが示唆される。
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