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切除不能進行再発大腸癌に対するセツキシマブ併用化学療法のライン別の治療成績
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JPY
Abstract
セツキシマブ併用化学療法が標準治療として再現性のあるものなのか,当院の実臨床症例の治療成績を用いて検討した。対象は男性20 例,女性7 例,平均年齢63 歳。三次治療14 例,二次治療9 例,一次治療4 例であった。ライン別に奏効率(RR),無増悪生存期間(PFS),全生存期間(OS)を算出し,大規模臨床試験の成績と対比した。三次治療は12 例でCPT-11 との併用療法を施行し,CR/PR/SD/PD/NE 各々 0/2/2/9/1 例。RR 14.3%,PFS 2.9 か月,OS 9.6 か月で NCIC CTGCO. 17 試験と比較してほぼ同等であった。二次治療では FOLFIRI または IRIS との併用療法が施行され,CR/PR/SD/PD/NE 各々0/2/4/1/2 例。RR 22.2%,PFS 5.7か月,OS 7.1 か月であり,BOND 試験と比較して遜色なかった。一次治療では併用療法はmFOLFOX6とFOLFIRI が2 例ずつで,CR 0 例,PR 3 例,SD 1 例。RR は75%でCRYSTAL およびOPUS試験と比較して遜色なく,PR の1 例は治癒切除が可能となった。三次および二次治療では,標準治療の再現性が実臨床でも得られている傾向が確認できた。一次治療ではまだ症例数が少ないため今後の蓄積が必要であるが,治癒をめざす症例も含めて治療戦略の一つとして今後も積極的に選択してよい治療法であることが示唆された。
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