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化学療法に伴う悪心・嘔吐評価ツールを用いた評価と介入成績
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JPY
Abstract
化学療法に伴う悪心・嘔吐(chemotherapy-induced nausea and vomiting: CINV)は,がん化学療法において患者が最も嫌う副作用である。また,中等度催吐性抗がん剤は催吐頻度が幅広くアプレピタント使用の有無はオプションとしてのみ記載され具体的な提示はない。そこで今回,大腸がん症例においてMaltinational Association of Supportive Care in Cancer(MASCC)が開発した悪心・嘔吐評価ツールであるMASCC Antiemesis Tool(MAT)を用いて中等度催吐性抗がん剤のCINVの発現状況を明らかにした。その結果,5/32 例(15.6%)に嘔吐,22/32 例(68.8%)に悪心が出現し,その発現時期および悪心スコアを正確かつ簡便に知ることができた。本研究では,特に遅発性悪心が全例にみられることから現在のレジメンを見直す必要があることが示唆され,当院のがん化学療法レジメン審査委員会をとおして制吐剤のレジメン変更を行った。制吐剤変更後は,有意に急性・遅発性の悪心・嘔吐ともに改善が認められた。
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/content/article/0385-0684/40130/2551