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有害事象なく通常量のイマチニブ投与が長期間可能であり奏効した超高齢者直腸非手術GISTの1例
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JPY
Abstract
患者は89 歳,男性。他疾患定期検査の腹部CT で直腸右壁に接する最大径54 mm の腫瘤を指摘され,経直腸針生検で直腸壁外発育型 GIST と診断された。イマチニブ 400 mg/日の経口投与を開始したところ腫瘤は縮小し,投与開始後も有害事象は認めず通常量の投与継続が可能であった。投与開始57 か月後には最大径が24 mmまで縮小し,現在まで60 か月経過して有害事象なくPR を保っている。大腸GISTは全消化管GISTのうち約5%とまれな疾患であり,外科的切除が治療の第一選択となる。本症例は手術の同意が得られずイマチニブ経口投与を選択したが,高齢者では若年者より浮腫の発現頻度が高いなど有害事象の発生が高率であると報告されており,減量するなどの注意が必要である。本症例は超高齢ではあったが通常量での投与継続が可能であり,手術を回避して良好な経過を得ているので報告する。
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