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S状結腸癌の肝転移,傍大動脈リンパ節転移に対して5-FU/l-LV,FOLFOX4 療法後 S-1投与で長期のCR を得られた症例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,女性。肝転移と傍大動脈リンパ節転移を伴うS 状結腸癌である。S 状結腸切除術,リンパ節郭清術を施行した。肝転移は単発で直径3 cmであったが,傍大動脈リンパ節転移が遺残したため肝切除は行わなかった。血清CEA 値は術前も術後もほとんど変わらず 200 ng/mL 以上であった。術後の化学療法として,まず weekly 5-FU/l-LV 療法を 4 週行い,続いてFOLFOX4 療法を2 週間ごとに12 回施行した。その後はS-1 の内服を28 日間投薬14 日間休薬で行った。血清CEA 値は化学療法を開始後急速に低下し,3 か月で正常値に復した。リンパ節転移と肝転移はそれぞれ,3 か月後,11 か月後にCT 上消失した。S-1の内服は7 年以上継続し,その後中止して1 年以上経過しているが,術後9 年以上経過してCRが続いている。
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/content/article/0385-0684/41010/113