No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
次世代シーケンス技術を応用したがん薬物療法最適化への試み
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
分子標的療法の進展に伴い,治療効果予測に用いられるゲノムバイオマーカーの数は増加している。大腸がん抗EGFR 抗体療法の効果を予測するRAS遺伝子検査は,KRASコドン12,13について行われてきたが最近の研究結果より,これまでマイナーな変異とされてきたKRAS の他のコドンやNRAS 変異に拡大することで臨床的有用性が向上することが示された。さらに新規のバイオマーカーを探索するために,詳細な臨床情報を附随する組織標本を全国から集積し次世代シーケンサーによる大規模ゲノム解析を行う臨床研究も進行している。一方で,臓器の枠を越えてゲノムバイオマーカーを有効に利用するために実地臨床での次世代シーケンサーを利用した変異検索の可能性を評価することも重要である。国立がん研究センターにおけるクリニカルシーケンスの現状を紹介し,今後の課題について考察する。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/41010/1