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S-1+CDDP による導入化学療法後に胃切除を行った脾転移を伴う高度進行胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は56 歳,女性。胃検診で噴門部の胃癌と診断された。腹部CT 検査で,原発巣の脾門部への直接浸潤と多発脾転移を認めたため非切除となった。S-1+CDDP による導入化学療法を施行した結果,原発巣・脾転移巣ともに著明な腫瘍の縮小を認め,PR と判定された。9 コース終了後に脾合併胃全摘出術+D2リンパ節郭清を行い,癌遺残のない手術が可能であった。原発巣の組織学的効果判定はGrade 2 で,脾内に胃癌の転移巣を認めた。術後S-1 を中心とした化学療法を行い,導入化学療法開始から39 か月,無再発生存中である。胃癌の脾転移はまれな転移形式で予後不良とされるが,本症例は導入化学療法後に胃切除術を行い,長期生存が得られているので報告する。
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/content/article/0385-0684/41020/249