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閉鎖式薬物混合システムを使用したシクロホスファミドの調製時間短縮とコスト節減への検証
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JPY
Abstract
医療従事者に対する抗がん薬曝露対策として,閉鎖式薬物混合システム(CSTD)の使用により,安全に調製や投与が行えることが報告されている。しかし,多くの施設では一部の抗がん薬にしか使用されていない。原因は,注射針とシリンジを使用する従来法と比較して調製時間が長くなることや,当該製品が高価であり診療報酬だけでは賄えないことがあげられる。これらの現状を踏まえて,シクロホスファミド(CPA)の調製にCSTDを使用した場合の実際の調製時間を測定し,コストを試算した。その結果,100 mg製剤単独使用または500 mg製剤との併用(100 mg製剤併用群)の調製時間は,500mg 製剤単独群と比較して有意に時間を要した。一方,CPA薬価とCSTD費を合計したコストは500 mg製剤のみの使用へ切り替えることで,5 年間でCSTD であるChemoCLAVE®3,755,217円,PhaSeal®6,302,622円,ケモセーフ®2,698,451円が節減された。CPAの大容量規格製剤を含め,規格選択を適正に行うことで調製時間を短縮でき,CSTDを加味したコストの節減が可能であると考えられる。
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